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【共同声明】ロシアによるウクライナ軍事侵略は即時停止を、戦争反対です

2022-03-07
ロシアによるウクライナ軍事侵略は即時停止を、戦争反対です
 2022年2月24日、ウクライナに不法な侵略戦争を開始したロシアに対し、怒りをもって抗議します。子どもを含む多くの人びとの命を重大な危険にさらし、地域および世界の平和と安全を脅かしています。さらに、子どもたちの未来の夢や幸福を奪う許しがたい蛮行です。

 国連総会では、ロシアのウクライナ侵略は国連憲章違反だと断定し、ウクライナでの武力行使停止、軍の「即時、完全、無条件撤退」をロシアに求める決議が圧倒的多数で採択されました。プーチン政権はこの決議を重く受け止め、直ちに軍事行動を中止し撤退すべきです。国際社会が紛争の平和的解決を定めた国連憲章や国際法に基づきウクライナの主権尊重の原則に立った事態解決の努力を一層急ぐよう呼びかけます。

 プーチン大統領が核兵器の使用を表明し、原発施設への砲撃をおこなったことは危険極まりない攻撃であり、核兵器による威嚇、核脅迫にほかなりません。核兵器の使用は広島、長崎への原爆投下が示しているように大量破壊と非人道的な破滅しかありません。人類と世界に対する挑戦です。核と人間は共存できません。悲惨な戦争を即時停止してください。

 障害を生み出す最大の暴力が戦争であるという歴史の反省に立ち、私たちは障害のある人びとともに戦争経験を語りながら平和に向けた取り組みを展開してきました。戦争は、かけがえのない命を奪い、人びとに耐え難き苦痛をもたらし、人びとの人権を侵害し日常生活を破壊するものです。したがって、ロシアのウクライナ軍事侵略に怒りをもって抗議します。欧州障害フォーラムは2月24日、ウクライナの270万人の障害者の安全を危惧し、障害者権利条約第11条(危険な状況及び人道上の緊急事態)から「ウクライナにおける障害者の保護と安全」を訴えました。

 いま、日本国内で軍備増強や核武装の動きが見られますが、今こそ、戦争放棄を宣言する平和憲法の立場を発信し対話と外交で平和的解決に向けて連帯することが必要です。私たちは、あらためて平和と民主主義を求めるウクライナの人びとと、また世界に広がる「戦争反対」の声に連帯するものです。

2022年3月7日
社会福祉法人麦の芽福祉会
福祉生活協同組合むぎのめ
有限会社協同スペース未来
鹿児島子ども研究センター
よろしかったら、こちらのページで、わたしたちの平和を願う歌『Peace and Love』もお聴きください。
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