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イスラエルのガザ地区への大規模攻撃の即時停止と 恒久的な停戦への外交努力を求める声明

2024-01-05
2023年12月28日
イスラエルのガザ地区への大規模攻撃の即時停止と
恒久的な停戦への外交努力を求める声明


社会福祉法人麦の芽福祉会

 2023年10月のハマスによるイスラエルへの攻撃以降、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への大規模攻撃により、1万数千人を超す犠牲者があり、その4割が子どもだと報じられています。ユニセフは「ガザは子どもたちの墓場になっている」と訴えています。暮らしと街が破壊しつくされ、ガザの人々は、未来への夢や希望を語ることができずに生存の危機、集団を「抹殺」するジェノサイドに等しい状況に置かれています。国連安保理では12月8日、国連事務総長の要請に応じて、即時の人道的停戦などを要求する決議案が討議されましたが、米国の拒否権行使により、採択できませんでした。ガザ停戦を葬った米国に対しブラジルをはじめ多くの理事国から遺憾の声が相次ぎました。

 救命や生命維持に必要なインフラや物質が不足している現状は、かけがえのない一人ひとりの尊い命が奪われ続け、また、空爆は子どもたちに精神的・身体的苦痛を与え深刻なトラウマを生じさせています。社会福祉法人麦の芽福祉会が2023年11月18日・19日に開催した「みんなみんなフェスタ」会場からも、「戦争反対」「子どもが犠牲になるのはおかしい」「唯一無二の尊い命を守ってください」「悲しみが一つもない世界を」「争いではなく、対話で平和を導こう」等のガザ地区への攻撃の停止を求める声が寄せられました。麦の芽福祉会では子どもから青年、高齢者のなかまがケアを受けながら日々を過ごしていますが、いったん戦争になればガザ地区で起こっているような深刻な事態となり子どもや障害者、高齢者等の弱者が犠牲となります。日本国憲法前文に明記された「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」ことを思い起こし、すべての人々の命と人権の尊重、平和に生存する権利を守るために、平和を希求する多くの市民と連帯し、ガザ地区への大規模攻撃の即時停止と、恒久的な停戦に向けて外交努力を重ねることを日本政府に求める声をあげて行動していきましょう。

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